「先取り貯蓄をやってるけど、もっと早く貯蓄をしたい!」
「そもそも先取り貯蓄って貯蓄方法として正しいの?」
そんなお悩みを持つあなた!この記事では、あなたの貯蓄についての悩みを解決するお手伝いをします!
こんにちは!年間200万円以上の貯蓄を達成している「ML執事」です!
相方の「ツキカゲちゃん」です!
突然だけど、私は「先取り貯蓄」をしてないよ!w
えぇっ!?じゃあ、年間200万円以上の貯蓄っていうのは…
それは「先取り貯蓄の一歩先」に進んだ結果だね。「先取り貯蓄」をやってる限りは貯蓄を早めるなんてできないよ!
今回のテーマは「先取り貯蓄をこえる貯蓄方法」ですね!
【この記事で学べること】
- 先取り貯蓄が自分にとって適切な貯蓄方法かの確認
→人によっては先取り貯蓄で問題ない - 先取り貯蓄は心理的に浪費しやすい貯蓄方法
→貯蓄ペースを上げたいなら、先取り貯蓄はNG - 貯蓄ペースを上げるための「貯蓄思考」
→「浪費を生まない先取り貯蓄方法」があなたの貯蓄能力をアップさせます!
※結論①:「貯蓄思考」=「使ってもいいお金をなくす」=「浪費を防ぐ」
※結論②:「毎月いくら貯蓄」ではなく、「毎月いくら以上貯蓄」を目指す
私はこの「貯蓄思考」で年間200万円以上の貯蓄を継続できてるよ!
最近は貯蓄率60%を超えてきて、年間貯蓄額もさらに増えてきましたね~。
いくら貯蓄する?先取り貯蓄を続けても大丈夫か確認!

「先取り貯蓄よりも貯蓄できる!」という貯蓄方法の前に、すでに先取り貯蓄を実践している人は「先取り貯蓄を正しくできているか?」を確認してみましょう。
先取り貯蓄自体は悪い貯蓄方法ではないよ!
必要以上に貯蓄しても意味ないですからね~。
「もっと貯蓄する必要がある!」という人は、この記事で伝える「浪費を生まない先取り貯蓄方法」を引き続き読んでいってね!
先取り貯蓄失敗の2つの要素
先取り貯蓄を失敗する要素は大きくわけると2つです。
【貯蓄失敗の要素】
- 目標貯蓄額の設定ミス
- 設定した貯蓄ペースを守れない
逆に言うと、この2点が問題ないなら、先取り貯蓄以上のことはしなくても大丈夫だね。
先取り貯蓄自体はやはり無難な貯蓄方法!
①目標貯蓄額の設定ミス
「あなたは貯蓄を何のためにするのでしょうか?」
おそらく、「老後のため」という回答が多いかと思います。
老後のための目標貯蓄額の設定ミスすると、「貯蓄してたのに、老後の生活で困窮する」という事態に陥ります。
つまり、貯蓄失敗ですね。
②必要な貯蓄ペースを守れない
設定した目標貯蓄額を守れなくても、当然、貯蓄失敗ですね。
先取り貯蓄は、毎月決まった一定額を給与から天引きのような形で貯蓄に回す方法です。
つまり、「目標貯蓄額を守れない=貯蓄を崩さざるをえない」という状態ですね。
貯蓄額が高すぎるのか、支出が多すぎるのか。
ともあれ、守ることができない貯蓄額を設定したところで、先取り貯蓄は失敗するだけです。
適正額な貯蓄額はいくら?
「 ①目標貯蓄額の設定ミス 」を回避するために、老後に必要な貯蓄額を自分の場合はいくらになるか?という視点でチェックしましょう。
目標貯蓄額の設定については、こちらの記事を参考に!
老後2000万円問題を鵜呑みにしてはダメですよ~。
2000万円というのは一例であって、時代や人よって数字が変わるからね。

貯蓄ペースは大丈夫?
「 ②必要な貯蓄ペースを守れない 」を回避できているかどうかは、自分でもすぐに分かりますよね?
たとえ、一時的な出費であっても、先取り貯蓄した貯金を崩してしまうようであれば、貯蓄ペースがあなたに合っていないということです。
支出は毎月変動するものです。毎月どんな支出になっても「貯蓄を崩すことなく一定額貯蓄し続ける」ことが先取り貯蓄の必須条件です。
事件的に大きな一時出費がある場合は貯金を崩すのは仕方ないけどね。
そういう一時出費に耐えられるように「先取り貯蓄とは別に貯金」ができるくらいでないと、先取り貯蓄は失敗しますね。
先取り貯蓄が失敗しそうな人は、一歩進んだ貯蓄方法の実践を!
先取り貯蓄を続けて大丈夫かどうか、確認できましたね?
失敗の2つの要素を振り返りましょう。
【貯蓄失敗の要素】
- 目標貯蓄額の設定ミス
- 設定した貯蓄ペースを守れない
この失敗の2要素が問題ないなら、そのまま先取り貯蓄を続けましょう!
一方で、
「貯蓄ペースを上げないといけない!」
「だけど、貯蓄ペースを上げられない!」
と考えているようならば、「浪費を生まない先取り貯蓄方法」が役に立つはずです!
“ふつうの”先取り貯蓄でダメなら、貯蓄方法の戦略変更をしよう!
先取り貯蓄の貯蓄思考からの脱却!
先取り貯蓄だと貯蓄ペースは早くできない!

「先取り貯蓄の貯蓄思考からの脱却!」
これがポイントになります。まずは「先取り貯蓄がどういう考え方による貯蓄方法なのか」を知っておきましょう。
先に言ってしまうと、先取り貯蓄は心理的に浪費しやすい貯蓄方法なんだよ。
浪費しても貯蓄ペースを守れてるなら問題ないですが…
貯蓄能力を上げたいなら浪費は天敵!
先取り貯蓄の思考方法
貯蓄を考える時には、収入と支出を意識しないといけません!
「貯蓄=収入ー支出」なのであたりまえですね。
では、先取り貯蓄の「貯蓄=収入ー支出」をイメージ図で確認してみましょう。

【先取り貯蓄の思考方法】
「収入ー貯蓄=使っていいお金」
⇒「使っていいお金>支出」 ※こうなれば問題ないけど…
⇒「使っていいお金=支出」 ※こうなってしまいがち!
メリット
先取り貯蓄のメリットは、先に貯蓄分を確保することで、「今月に使っていいお金」を確定させられることです。
「使っていいお金」が上限になって、支出を抑えようと強く意識するようになります!
先取り貯蓄ができる人というのは、「使っていいお金の範囲で出費をコントロールできる人」でもあるね!
デメリット
「使っていいお金」で上限が決まる一方で、「上限まではお金を使ってもOK」という気持ちになりがちです。
「今月はお金があるからあれを買っちゃおう~!」ってよくあるパターンですね…
「使っていいお金」という思考がNG!それが浪費!
先取り貯蓄のやり方自体が「余ったお金=使っていいお金」と考えてしまいがちなところに問題があります。
「今月はいくらまで使っても大丈夫!」という意識は浪費の原因です!
まずは「使っていいお金」「使っても大丈夫なお金」という思考をなくしましょう!
人間、誘惑には弱いものなんだよ…
「使っていいお金」「使って大丈夫なお金」と思ったら使っちゃいますよね…
「使ってもいいお金」「使っても大丈夫なお金」を意識させる先取り貯蓄は、浪費を生み出しやすい!
「いくら貯蓄」という思考がNG!「いくら以上貯蓄」と考える!
先取り貯蓄は毎月一定の貯蓄額を誰でも積み上げられますね。
しかし先取り貯蓄は「毎月いくら貯蓄している」というところで思考が止まっているということでもあります。
「毎月いくら貯蓄」という思考自体が、貯蓄ペースに制限をかけています!
そもそも毎月の収入が上下するのに、毎月の貯蓄額が一定額ということがおかしい!
貯蓄の努力を突き詰めれば、収入が多い時は多く貯蓄、収入が少ない時は少ない貯蓄となるのが本来のあるべき姿です!
先取り貯蓄は「先に貯蓄分を確保してある」という安心感が罠でもあるね。
「残りのお金は使っても大丈夫」と思ってしまうんですよね…
「毎月いくら貯蓄しているから、それ以上の貯蓄はいいや」って思ってしまうしね。
正しい貯蓄ペースを確実に守れているなら、それでも問題ないのでしょうけど…
貯蓄ペースを早めたいのであれば、先取り貯蓄の「毎月いくら貯蓄する」ではなく「毎月いくら以上貯蓄する」という思考が重要です!
つまり、心理的に浪費に回してしまいがちなお金を貯蓄に回そう、ということです。
この「いくら以上貯蓄」という考えは、「先取り貯蓄」自体を守ることにもつながりますよね。
現実には想定外の一時出費というのは生じるものだから、先取り貯蓄とは別に緊急用の貯蓄枠を作れていないと先取り貯蓄は失敗するよ!
「先取り貯蓄をして余ったお金=使っていいお金=支出」から脱却しないと、結局ダメということですね…
- 「毎月いくら貯蓄する」という先取り貯蓄のやり方は、貯蓄ペースを制限をかけている!
- 想定外出費を考えると、「毎月いくら貯蓄しているから大丈夫」は通じない!
⇒「毎月いくら以上貯蓄する」という考えが貯蓄ペースを早める基本の考え!
※先取り貯蓄のやり方では不足!
貯蓄ペースを早めるやり方とは?

貯蓄ペースを早める唯一の答えは「貯蓄額を増やす」です!
当たり前ですよね?当たり前すぎて答えになってませんね…
考えるべきは「貯蓄額を増やすための方法」です。そして、貯蓄額を考える上で絶対的な法則があります。
貯蓄額=収入ー支出
この当たり前の法則を見ると、貯蓄額を増やすアプローチの答えは自ずと決まってくるね。
貯蓄額を増やすには「収入を増やす」「支出を減らす」のどちらかしかない!
「毎月いくら」ではなく「毎月いくら”以上”」の貯蓄を生み出す
前項での結論を少し振り返りましょう。
「毎月いくら以上貯蓄する」という考えが貯蓄ペースを早める基本
貯蓄額について、「毎月いくら」ではなく、「毎月いくら以上」と考えることが大事でしたね。
先取り貯蓄の場合は、「毎月いくら」を貯蓄をすることで、あまったお金を使い切ってしまいやすい人間心理が罠となっていました。この心理的罠にハマらないためには、考え方を改めなければなりません!
「浪費を“生み出す”先取り貯蓄」の考え方
先取り貯蓄の考え方の解説図をおさらいしましょう。

「よくない思考」をしている人の例は、ボーナス月は贅沢しちゃうパターンとかかな?
毎月お金があまらないから、給料日にATMに並んだりするパターンもよるある例ですね。
だいたい、一ヶ月単位で残高を管理して、その月のお金が「あまってたら使ってもいいや」の思考だね。
給料が一ヶ月毎から、ついつい月単位でお金を区切って管理してしまうのも心理的罠かもしれませんね。
「浪費を“生まない”先取り貯蓄」の考え方
続いて、「毎月いくら”以上”の貯蓄をする」という「浪費を生まない先取り貯蓄方法」の考えを図解してみましょう。

これができるようになると「給料日前には財布の中身がない!」なんてことはなくなるよ。
わざわざ混んでいる給料日にATMに並ぶなんてこともなくなりますね!
やはりポイントになるのは「支出に対する考え方」だね!
支出の目安にするのは「その月の収入」ではなく「支出が少ない月の支出」ですね!
支出の目安を変えることで浪費心理を抑えれば、自然と貯蓄ペースは上がるよ!
さらに貯蓄を加速!先取り貯蓄の一歩先を行くのやり方

貯蓄ペースを上げるための基本的な考えはすでに述べた通りです。
さらに貯蓄ペースを加速させるために、もう一歩先に進んでみましょう!
「支出は収入最低月を基準に!」と言ったけど、その支出がまだ最適とは限らないんだよね。
「今の生活に無駄がないか?」そこが次のポイントですね!
「貯蓄額=収入ー支出」という絶対のルール
「貯蓄ペースをさらに加速させたい!」
これに対する答えの切り口は、貯蓄額の絶対の真理であるこの関係です。
貯蓄額=収入ー支出
貯蓄を増やしたいなら、「収入を増やすか」「支出を減らすか」!
ある意味、明確で分かりやすいお話ですねw
「収入を増やす」のはハードルが高い
「もっと給料が欲しい!」
誰でも考えることです。しかしその道はかんたんではありません。
【収入を増やす方法】
- 残業を増やす
⇒自由にはできない - 副業をする
⇒チャレンジ精神あれば - 資産運用・投資をする
⇒ある程度の勉強とリスクを許容できれば
「①残業」については、自分の裁量で自由にできることではないですよね。安定して収入を増やす選択肢にはなりません。
「②副業」については、自分の裁量でできることです。副業可能な環境であれば、チャレンジしてみるのもよいでしょう。
「③資産運用・投資」については、リスクを背負う覚悟があるならばチャレンジしてみるのもよいです。配当金狙いや、長期投資のドルコスト平均法を行うなら、時間を使わずにできることがメリットです。
収入を増やそうという活動自体は良いのだど、誰にでもできるというわけではないんだよね。
「収入を増やす」よりも抵抗なく取り組みやすい方法があるなら、その方がいいですね!
「収入を増やす」に興味ある人は、「③資産運用・投資」を選択肢のひとつとして考えるのをオススメしておくよ。
「②副業」も魅力的ですが、「③資産運用・投資」は時間を取られないのがメリット大きいですもんね。


「支出を減らす」のはハードルが低い
「収入を増やす」活動は、心理的ハードルが比較的高い!よって、誰もが気軽にチャレンジできるものではありません。
では、もうひとつの手段、「支出を減らす」はどうでしょうか?
「支出を減らす=節約」です。
節約はリスクを負うことなく、誰もが気持ちひとつでかんたんに取り組むことができます。
「節約=我慢」だと感じる人もいるかもしれません。
しかし、すべての節約活動が我慢を強いるものではないのです!
自分の生活レベルや生活満足度を下げることなく取り組める節約から、ぜひチャレンジしてみてください!
節約の基本は固定費の見直しだね。
今だとスマホ代金の見直しが旬ですね~!(執筆時:’21/10/9)
人によっては生命保険の見直しとかもあるね。
いろいろやってみたら、生活レベル維持したまま毎月3万円くらい節約できちゃいましたね!
ほかには「いかに浪費を減らすか」だね。
「浪費をしない節約」については過去の記事を参考にどうぞ!



行きつく先は「余ったら貯蓄」?
「収入最低月でも赤字にならない支出を維持!」
「さらに収入増、支出減に取り組む!」
あれ?これってもう「余ったら貯蓄」とやってること変わらないのでは?
そうだね!私自身「先取り貯蓄」をやってる気はなくて、実質は「余ったら貯蓄」をやってると言えるね!
図解すると、「収入増+支出減を実践した先取り貯蓄」はこういう感じですね!

最低貯蓄目標を維持しつつ常に「収入>支出」を達成できるのが理想的な状態!
「貯蓄額をもっと増やしたい!」と思うなら、「先取り貯蓄」よりも「余ったら貯蓄」の考えを取り入れる方が良さそうですね。
「先取り貯蓄」を否定するわけではないので、貯蓄のやり方の注意点を書いておくよ!
●先取り貯蓄について
事前に貯蓄額を差し引くことで、支出の天井を作って支出を抑えるやり方。
自分で支出の限度をコントロールできない人には有効な貯蓄方法!
●余ったら貯蓄について
目標貯蓄額を設定せず、自然のなりゆきで貯蓄をするやり方。貯蓄額を最大化できる一方、人によっては全然貯蓄が進まない。
自分で支出の限度をコントロールできない人には向かない貯蓄方法!
自分で貯蓄目標を立て、支出の限度をコントロールできる人には有効な貯蓄方法!
まとめ:貯蓄額を増やす貯蓄思考

最後に全体を振り返って締めとしましょう!
貯蓄ペースを加速させたいなら「先取り貯蓄」の考え方では不足でしたね。
- 「毎月いくら貯蓄する」という先取り貯蓄のやり方は、貯蓄ペースを制限をかけている!
- 想定外出費を考えると、「毎月いくら貯蓄しているから大丈夫」は通じない!
⇒「毎月いくら以上貯蓄する」という考えが貯蓄ペースを早める基本の考え!
※先取り貯蓄のやり方では不足!
貯蓄に対する考え方自体を変える必要があるよ!
「毎月いくら以上貯蓄する」という考えが貯蓄ペースを早める基本
貯蓄額を決定する絶対の原則は何だったかな?
貯蓄額を増やしたいなら、「収入増」「支出減」のどちらかしか手段はないですね!
貯蓄額=収入ー支出

つねに「収入>支出」を目指そう!
生活レベル(支出レベル)は常に「収入最低月」を基準に考えましょう!
支出を減らすなら、まずは節約を!「節約」は気持ちひとつですぐに取り組めて効果がでるよ!
浪費をなくす!固定費削減!

それではみなさま、よい貯蓄ライフを!
老後の自分を支えるのは今の自分!
実際には支出も毎月変動するものだけど、収入の多い少ないに関わらず、支出の仕方を変えない、という考え方が肝です。
「今月はお金あるからちょっと贅沢しよう」という考えがなくなるだけで、浪費はかなり減りますよ!